日高市議会 > 2017-06-14 >
06月14日-委員長報告・討論・採決-05号

  • "言論の自由"(/)
ツイート シェア
  1. 日高市議会 2017-06-14
    06月14日-委員長報告・討論・採決-05号


    取得元: 日高市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    平成29年  第2回 定例会 △議事日程(6月14日) 開 議 日程第1 議案第31号 日高税条例の一部を改正する条例 日程第2 議案第32号 日高都市計画税条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第33号 市道の路線の認定について 日程第4 議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号) 日程第5 意見書案第1号 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審              議を要請する意見書の提出について 日程第6 閉会中の継続調査申出について 日程第7 埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について     …………………………………………………………………………………………… △出席議員(16名)     1番 佐 藤   真    2番 田 中 まどか    3番 平 井 久美子     4番 池 田 和 子    5番 鈴 木 健 夫    6番 清 水 孝 晏     7番 稲 浦   巖    8番 大 澤 博 行    9番 山 田 一 繁    10番 石 井 幸 良   11番 大川戸 岩 夫   12番 森 崎 成 喜    13番 橋 本 利 弘   14番 吉 本 新 司   15番 齋 藤 忠 芳    16番 安 藤 重 男     …………………………………………………………………………………………… △欠席議員(な し)     …………………………………………………………………………………………… △職務のため議場に出席した議会事務局職員職氏名   事務局長 大河原 嘉 幸  次  長 野 口 重 昭  主  査 栗 山 秀 晶   主  査 西 島 千 津     …………………………………………………………………………………………… △地方自治法第121条第1項の規定により出席した者の職氏名   市  長 谷ケ﨑 照 雄  副 市 長 金 子   昭  総合政策 田 嶋 雅 昭                               部  長   総務部長 町 田 忠 夫  市民生活 関   祐 江  福祉子ども 師 岡 隣太郎                 部  長          部  長   健康推進 田 中 敏 幸  都市整備 榎 戸 章 一  上・下水道 大河原 孝 司   部  長          部  長          部  長   会  計 新   信 雄  教 育 長 中 村 一 夫  教育部長 関 口 正 明   管 理 者   教 育 部 島 津 芳 久   参  事     …………………………………………………………………………………………… △開議の宣告(午前10時00分) ○議長森崎成喜議員) ただいまの出席議員は全員であります。これより本日の会議を開きます。   なお、本日の議事日程についてはお手元に配付してありますが、これによって議事を進行させていただきます。     …………………………………………………………………………………………… △諸般の報告議長森崎成喜議員) この際、諸般の報告をいたします。   初めに、各常任委員長から議案審査報告書が提出されましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、御了承願います。   次に、意見書案が1件提出されましたので、報告いたします。ただいま報告いたしました意見書案は、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。   次に、議会運営委員長から閉会中の継続調査申出書が提出されましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、御了承願います。   これをもって諸般の報告を終わります。   執行部より発言を求められておりますので、これを許します。   田嶋総合政策部長。 ◎総合政策部長(田嶋) 6月6日の3番議員の一般質問における総合政策部関係の私の答弁の中で、「事業実施以降随時」という答弁を申し上げましたが、「平成29年3月末から」に訂正をさせていただきたいと思います。 ○議長森崎成喜議員) ただいまの執行部からの発言の訂正は、許可いたします。     …………………………………………………………………………………………… △日程第1 議案第31号 日高税条例の一部を改正する条例日程第2 議案第32号 日高都市計画税条例の一部を改正する条例議長森崎成喜議員) 日程第1、議案第31号 日高税条例の一部を改正する条例日程第2、議案第32号 日高都市計画税条例の一部を改正する条例一括議題といたします。   総務福祉常任委員長から委員会審査報告を求めます。   総務福祉常任委員長山田一繁議員。 ◎総務福祉常任委員長山田一繁議員) 総務福祉常任委員会審査報告を申し上げます。   本定例会に提出されました諸議案のうち本委員会が付託を受けました案件は、議案第30号、議案第31号及び議案第32号の3議案であります。議案第30号を除く案件について審査報告を申し上げます。   審査の結果は、議案第31号、議案第32号ともに、会議規則第111条の規定による報告書のとおり原案可決であります。   次に、審査の経緯について申し上げます。平成29年6月1日に午前10時より第2委員会室において、委員7名出席のもとに会議を開きました。   なお、これらの議案については、既に本会議で市長より提案説明を受けておりますので、本委員会での説明は省略し、適宜執行部の出席を求め、質疑を行い、審査をいたしました。   議案第31号 日高税条例の一部を改正する条例議案第32号 日高都市計画税条例の一部を改正する条例一括議題としましたが、各議案とも質疑はありませんでした。   討論及び採決の結果ですが、まず議案第31号については討論なく、採決の結果、全員一致原案のとおり可決されました。   次に、議案第32号については討論なく、採決の結果、全員一致原案のとおり可決されました。   以上をもって総務福祉常任委員会審査報告といたします。 ○議長森崎成喜議員) これをもって報告を終わります。   これより委員長報告に対する質疑に入ります。   まず、議案第31号について質疑を願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑なしと認めます。   次に、議案第32号について質疑を願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑なしと認めます。   よって、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   議案第31号に対し、反対の方願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 討論なしと認めます。   よって、討論を終結いたします。   これより議案第31号 日高税条例の一部を改正する条例を採決いたします。   委員長報告原案可決であります。   本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、本案は原案のとおり可決されました。   これより討論に入ります。   議案第32号に対し、反対の方願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 討論なしと認めます。   よって、討論を終結いたします。   これより議案第32号 日高都市計画税条例の一部を改正する条例を採決いたします。   委員長報告原案可決であります。   本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、本案は原案のとおり可決されました。     …………………………………………………………………………………………… △日程第3 議案第33号 市道の路線の認定について ○議長森崎成喜議員) 日程第3、議案第33号 市道の路線の認定についてを議題といたします。   文教経済常任委員長から委員会審査報告を求めます。   文教経済常任委員長清水孝晏議員
    文教経済常任委員長清水孝晏議員) 文教経済常任委員会審査報告を申し上げます。   本定例会に提出されました諸議案のうち本委員会が付託を受けました案件は、議案第30号及び議案第33号の2議案であります。そのうち、議案第33号について審査報告を申し上げます。   審査の結果は、会議規則第111条の規定による報告書のとおり原案可決であります。   次に、審査の経緯について申し上げます。平成29年6月2日午前10時より、第2委員会室において、全委員出席のもと開会をいたしました。   なお、これらの議案については、既に本会議で市長より提案説明を受けておりますので、本委員会での説明は省略し、適宜執行部の出席を求めて質疑を行い、審査をいたしました。   議案第33号 市道の路線の認定についてを議題とし、暫時休憩し現地踏査を行いました。現地踏査終了後、会議を再開し、質疑として委員より、現地確認したところ、市道B1174号線で、目視では越境物があるのではないかという不安があるが、確認しているのかとの質疑に対し、現地については担当職員が直接赴き、測量等の機材を使い、全て境界杭を確認した上で、境界から数センチ余裕を持って離れていることを確認しているとの答弁でした。   討論及び採決の結果ですが、討論はなく、採決の結果、全員一致原案のとおり可決されました。 ○議長森崎成喜議員) これをもって報告を終わります。   これより委員長報告に対する質疑に入ります。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑なしと認めます。   よって、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   議案第33号に対し、反対の方願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 討論なしと認めます。   よって、討論を終結いたします。   これより議案第33号 市道の路線の認定についてを採決いたします。   委員長報告原案可決であります。   本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、本案は原案のとおり可決されました。     …………………………………………………………………………………………… △日程第4 議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号) ○議長森崎成喜議員) 日程第4、議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。   総務福祉常任委員長から委員会審査報告を求めます。   総務福祉常任委員長山田一繁議員。 ◎総務福祉常任委員長山田一繁議員) 総務福祉常任委員会審査報告を申し上げます。   議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)のうち、総務福祉常任委員会の所管に関する部分について審査報告を申し上げます。   審査の結果は、会議規則第111条の規定による報告書のとおり原案可決であります。   次に、審査の経緯について申し上げます。議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)を議題といたしましたが、質疑討論なく、採決の結果、全員一致原案のとおり可決されました。   以上をもって総務福祉常任委員会審査報告といたします。 ○議長森崎成喜議員) これをもって報告を終わります。   これより委員長報告に対する質疑に入ります。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑なしと認めます。   次に、文教経済常任委員長から委員会審査報告を求めます。   文教経済常任委員長清水孝晏議員。 ◎文教経済常任委員長清水孝晏議員) 文教経済常任委員会審査報告を申し上げます。   議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)のうち、文教経済常任委員会の所管に関する部分について審査報告を申し上げます。   審査の結果は、会議規則第111条の規定による報告書のとおり原案可決であります。   次に、審査の経緯について申し上げます。議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)を議題とし、市民生活部質疑として、委員より、清流対策費生活排水対策事業の中で、浄化槽転換補助金5,143万円は何基分を予定しているのかとの問いに対して、今回の補正で50基分を想定し、当初予算と加えて合計100基を予定しているとの答弁でした。   次に、観光費巾着田維持管理事業のうち、土地購入費618万5,000円、2カ所それぞれの土地単価利用目的はとの質疑に対し、購入単価は、農地については平米当たり6,400円で予算化している。ここ数年同一単価で購入している。雑種地については、この当該地が農地から雑種地に地目変更した経緯があることから、農地単価雑種地固定資産税分を上乗せして、平米当たり7,550円で予算化している。活用目的については、それぞれ巾着田の原風景を保つための景観緑地保全用地として活用していくとの答弁がありました。   討論及び採決の結果ですが、討論はなく、採決の結果、全員一致原案のとおり可決されました。   以上をもって文教経済常任委員会審査報告といたします。 ○議長森崎成喜議員) これをもって報告を終わります。   これより委員長報告に対する質疑に入ります。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑なしと認めます。   よって、質疑を終結いたします。   これより討論に入ります。   議案第30号に対し、反対の方願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 討論なしと認めます。   よって、討論を終結いたします。   これより議案第30号 平成29年度日高一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。   委員長報告は各常任委員会とも原案可決であります。   本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、本案は原案のとおり可決されました。     …………………………………………………………………………………………… △日程第5 意見書案第1号 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書の提出について ○議長森崎成喜議員) 日程第5、意見書案第1号 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書の提出についてを議題といたします。   意見書案の朗読は省略いたします。   提案説明を求めます。   3番、平井久美子議員。 ◆3番(平井久美子議員) テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書について提案説明いたします。   現在、まさに今こうしている間にも、国会では重大な局面を迎えています。政府は今国会での成立を目指していますが、その審議方法は拙速で、国民の理解を得るための説明責任は十分に果たされていないと多くの市民が感じています。テロ等準備罪は、犯罪的行為が実行されたことに対する処罰を行うという近代刑法の原則を否定し、共謀したという事実や推測のみをもって処罰しようとするものです。日本の判例では、2人以上集まれば団体とされるため、市民団体労働団体など全ての団体が対象となり得、結社の自由を押し潰す全ての団体の取締法となる危険があります。その危険性について、国連特別報告者もプライバシーや表現の自由を制約するおそれがあると懸念を表明する書簡を政府に送っています。法案が成立した場合に、市民生活、社会に及ぼす影響ははかり知れません。対象犯罪を絞り込んだとしても、成立要件の曖昧さゆえに、捜査機関による恣意的な運用が懸念されます。市民相互の信頼が失われ、厳しい監視社会の到来が危惧されるだけではなく、個人の基本的人権の擁護を前提とした民主主義の原則及び憲法が保障する言論の自由を侵害するものであります。市民に近い地方議会として、そのような状況を見過ごすことはできません。全国の市町村議会共謀罪に対する意見書を可決、採択した議会も、宮崎県議会三重県議会東京国立市など35以上あります。埼玉では、6月議会に請願が出ている宮代町、滑川町は採択、鳩山町、東松山市、飯能市は審議中です。憲法の思想及び良心の自由に反し、国民が抱く危惧を払拭するために、慎重審議を求める意見書を、地方自治法第99条の規定により、ここに提出するものであります。 ○議長森崎成喜議員) これをもって説明を終わります。   これより質疑に入ります。   5番、鈴木健夫議員。 ◆5番(鈴木健夫議員) 4点ほどお伺いします。   ここにある国連特別報告者が懸念を表明する書簡を政府に送っていて、法案国連も懸念を抱いているという相対的な印象を受けるのですけれども、1点目の国連特別報告者というのは誰でどういう立場の人なのか、お聞きします。   2点目は、この書簡の内容というのは国連の総意なのか、それもお聞きします。   それから、意見書は、慎重審議を要請すると言いながら、法案が成立した場合に、市民生活、社会に及ぼす影響ははかり知れない。さらに、監視社会の到来が危惧されるなど法案成立には反対の立場の主張が多く見受けられます。   そこでお伺いしますが、3点目として、テロ等準備法案というのは、国民の不安や懸念を払拭するのに十分な処罰規範の限定と明確化が図られています。法案が成立すると、どのような影響を市民生活や社会に及ぼすと考えているのかをお伺いします。   次に、本法案は、手続法ではなく実体法の改正なので、テロ等準備罪の新設というのは、現在の捜査のあり方に何ら影響を与えるものではありません。意見書の中に、厳しい監視社会の到来が危惧される云々などとありますが、捜査機関が全ての人を常時監視するのにどれだけのコストとマンパワーが必要なのかを考えると余りにも非現実的な主張だと思います。   そこで、4点目として、法案が成立すると、どのような監視社会が到来するのかをお聞きします。 ○議長森崎成喜議員) 3番、平井久美子議員。 ◆3番(平井久美子議員) 御質疑にお答えいたします。   それらの4点全てに対して私は答えを持っていません。なぜならば、国会で討論していることが情報が曖昧で、説明責任が果たされていないと思っているからです。だから、国民全体が不安に感じていると私は思っています。   (「一つ一つ説明しなきゃだめだよ」の声あり) ◆3番(平井久美子議員) できません。国会できちんと説明していただけていれば納得もしていますし、理解もしているから御答弁できるかもしれませんけれども、私はわからないことだらけなので、慎重に審議をしていただきたく、この提案を出しております。 ○議長森崎成喜議員) 5番、鈴木健夫議員。 ◆5番(鈴木健夫議員) 再質疑という形になりますけれども、そのような方がこのような意見書を出してくるというのはいかがなものかと思いますけれども、その辺再度4点お伺いいたします。 ○議長森崎成喜議員) 3番、平井久美子議員。 ◆3番(平井久美子議員) 印象操作のような意見書だというふうにおっしゃられていますが、国会の進め方自体がそのような進め方ですので、強引で……   (「答えになっていない」の声あり) ◆3番(平井久美子議員) はい。なので、私がどのように思われても構いませんけれども、市民が不安に思っているということを意見書にまとめました。   以上です。 ○議長森崎成喜議員) 5番、鈴木健夫議員。 ◆5番(鈴木健夫議員) それでは、もう一点、ではちょっとそれだけお聞きします。   国連特別報告者というのは、多分御存じだと思いますけれども、あくまでも国連理事会特別報告者ジョセフケナタッチという人ですよね。この方は、報告する際に間違った英訳を読んで書簡を送っているということがNHKの「日曜討論」で明らかになっています。その後イタリアで開かれたG7において、岸田文雄外相安倍首相と懇談したグテーレス国連事務総長の発言に触れて、特別報告者国連とは別の個人の資格で活動しており、その主張は必ずしも国連の総意を反映するものではないと報告しています。つまりジョセフケナタッチ氏の発言というのは国連の総意を反映するものではなくて、何らテロ等準備罪の批判に当たらないと思いますが、その辺いかがでしょうか。再度お聞きします。 ○議長森崎成喜議員) 3番、平井久美子議員。 ◆3番(平井久美子議員) お答えします。   御指摘ありがとうございます。丁寧な説明ありがとうございます。そういうことも市民の皆様に知っていただけることが大事だと思います。テロ等準備罪に影響を及ぼさないとおっしゃいましたけれども、私は十分に世界中からこのテロ等準備罪について注目を浴びていて、慎重に審議をする必要があると考えています。   以上です。 ○議長森崎成喜議員) ほかに質疑はございませんか。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 質疑を終わります。   これをもって質疑を終結いたします。   お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、意見書案第1号については委員会の付託を省略することに決しました。   これより討論に入ります。   意見書案第1号に対し、反対の方願います。   5番、鈴木健夫議員。 ◆5番(鈴木健夫議員) 提出されたテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書について不採択の立場で反対討論をします。   最初に、去る5月23日、そして6月3日とイギリスで起きた2つのテロ事件で亡くなられた方々に対し哀悼の意をあらわしますとともに、負傷者の方々の一日も早い回復を心から願うものであります。国際社会においても、また我が国においても断じてテロを起こしてはならないとの思いで討論をいたします。   テロリストは国境を越えて活動します。このたびのイギリス、マンチェスターの爆破テロも、国境を越えてはるか異国の地から指示したのではないかとの疑念もあります。このように、テロなどの国際的な犯罪を未然に防ぐためには緊密な国際協力が不可欠であります。この国際協力を飛躍的に強化させることができる条約国際組織犯罪防止条約、いわゆるTOC条約であります。この条約に加盟するには、犯罪集団の活動への参加や犯罪計画の合意に対しての処罰が条件になるため、テロ等準備罪国内法整備が必要となります。この条約には、既に187カ国、地域が加盟し、国連加盟国で未加盟国は日本を含め11カ国。主要国では日本だけであります。TOC条約を締結できることで、捜査当局同士の直接的なやりとりによる捜査共助迅速化、日常的な情報交換の促進、さらには本条約に基づく逃亡犯犯罪人の引き渡しなど、外交ルートを介せずに正確な情報を得、かつ迅速な取引が可能となります。この点に関し、TOC条約締結には特段の国内法は不要であるとの意見があります。しかし、この条約を所管する国連薬物犯罪事務所UNODCの「立法ガイド」には、明確かつ具体的に国内法の整備のあり方を記載していますし、国の法務委員会審議においても明らかにされたUNODC口上書からも、重大犯罪合意罪であるテロ等準備罪の創設が不可欠であることが確認されています。つまり本法案提出理由は、近年における犯罪国際化の状況に鑑み、並びに国際的な組織犯罪の防止に関する国際連合条約の締結に伴い、テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画の行為についての処罰規定犯罪収益規制に関する規定、その他所要の規定を整備する必要があるということであります。日本が今後テロの標的になる可能性は否定できません。国際情勢の中で、国際標準として187の国と地域が締結しているTOC条約を早期に締結し、テロ等を含む組織犯罪から国民と日本に来る外国の方々を守るために法整備を行うことは法治国家として当然の責務であります。   テロ等準備罪法案が対象にするのは、テロ組織や暴力団などの組織犯罪集団です。こうした組織と無関係の一般市民は対象にはなりません。法案成立反対を主張する勢力の中には、警察がテロ等準備罪を乱用して一般市民を日常的に監視できるなどと批判しています。これに対し政府は、テロ等準備罪は電話やメールなどの傍受を認めた通信傍受法の対象でもなく、新たな捜査手法は認めるものでもないと明言しております。もし警察が一般市民を常時監視するとしたら、どれほどの人員と設備が必要になるのか。これを考えただけでも荒唐無稽で非現実的な反対のための反対であることがわかります。また、警察や捜査機関テロ等準備罪で逮捕など強制捜査をする場合にも、一般犯罪と同様に裁判所の令状が必要です。裁判所による厳格なチェックがあるため、警察権の濫用は阻止できます。   以上のことから、日本が法の抜け穴にならないためにも、国境を越えて行われるテロなどの重大犯罪の未然防止が目的であるテロ等準備罪法案の早期の成立を望むことから、テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書に対して不採択の立場での反対討論といたします。 ○議長森崎成喜議員) 次に、賛成の方願います。   1番、佐藤真議員。 ◆1番(佐藤真議員) テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書に採択を求める立場から討論いたします。   この法案で懸念されている点は多岐にわたりますが、私が最も懸念するのは、組織的犯罪集団と一般人の区別をどのような基準で判断するのか明らかにされていないことです。また、意見書でも触れられているように、成立要件の曖昧さも問題です。犯罪が計画、準備された段階から捜査対象となることから、広範な範囲にわたる日常的な監視が前提となり、プライバシーが侵害されるおそれが危惧されています。   以上の理由から、憲法の思想及び良心の自由に反して国民が抱く危惧を払拭する内容とするための慎重審議を求める意見書の採択を求める討論といたします。 ○議長森崎成喜議員) 次に、反対の方願います。   (な し) ○議長森崎成喜議員) これをもって討論を終結いたします。   これより意見書案第1号 テロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、国に慎重審議を要請する意見書の提出についてを起立により採決いたします。   本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立願います。   (起立少数)  (起立3名、不起立12名) ○議長森崎成喜議員) 起立少数であります。   よって、本案は否決されました。     …………………………………………………………………………………………… △日程第6 閉会中の継続調査申出について ○議長森崎成喜議員) 日程第6、閉会中の継続調査申出についてを議題といたします。   議会運営委員長から、特定事件につき、会議規則第112条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出がありました。   お諮りいたします。委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。   暫時休憩いたします。   午前10時38分 休憩   午前10時38分 再開 ○議長森崎成喜議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。     …………………………………………………………………………………………… △日程第7 埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙について ○議長森崎成喜議員) 日程第7、埼玉県後期高齢者医療広域連合議会議員の選挙を行います。   広域連合議会議員につきましては、市議会議員から選出の議員に欠員が生じたため、今回選挙が行われることになったものです。この選挙は、広域連合規約第8条の規定により、全ての市議会の選挙における得票総数により当選人を決定することになりますので、会議規則第32条の規定に基づく選挙結果の報告のうち、当選人の報告及び当選人への告知は行えません。   お諮りいたします。選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することとしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、選挙結果の報告については、会議規則第32条の規定にかかわらず、有効投票のうち候補者の得票数までを報告することに決定いたしました。   選挙は投票により行います。   議場の閉鎖を命じます。   (議場閉鎖) ○議長森崎成喜議員) ただいまの出席議員は16名であります。   お諮りいたします。会議規則第31条第2項の規定により、立会人に4番、池田和子議員、5番、鈴木健夫議員及び6番、清水孝晏議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。   (異議なし) ○議長森崎成喜議員) 御異議なしと認めます。   よって、立会人に4番、池田和子議員、5番、鈴木健夫議員及び6番、清水孝晏議員を指名いたします。   候補者名簿を配付させます。   (候補者名簿配付) ○議長森崎成喜議員) 投票用紙を配付させます。   (投票用紙配付) ○議長森崎成喜議員) 配付漏れはございませんか。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 配付漏れなしと認めます。   投票箱を改めさせます。   (投票箱点検) ○議長森崎成喜議員) 異状なしと認めます。   念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記入の上、点呼に応じて順次投票を願います。   なお、白票及び他事記載は無効といたします。   点呼を命じます。   (事務局長、点呼。投票) ○議長森崎成喜議員) 投票漏れはありませんか。   (な し) ○議長森崎成喜議員) 投票漏れなしと認めます。   投票を終了いたします。   開票を行います。4番、池田和子議員、5番、鈴木健夫議員及び6番、清水孝晏議員、立ち会いをお願いします。   (開 票) ○議長森崎成喜議員) 選挙の結果を報告いたします。   投票総数  16票   有効投票  16票   無効投票   0票   有効投票中    石井  寛候補者  13票    矢作いづみ候補者   3票   以上のとおりであります。   議場の閉鎖を解きます。   (議場の閉鎖を解く)     …………………………………………………………………………………………… △市長挨拶 ○議長森崎成喜議員) 次に、市長から、挨拶を行いたい旨、申し出がありますので、これを許します。   谷ケ﨑市長。 ◎市長(谷ケ﨑) 議長のお許しをいただきまして、御挨拶を申し上げます。   市議会におかれましては、本会議に、また各委員会におきまして慎重なる御審議を賜り、まことにありがとうございました。   また、一般質問におきましては、市政の各分野につきまして多数の御質問をいただきましたが、いずれも厳正に受けとめ、現状並びに課題の所在を十分に認識し、市政発展のため努めてまいる所存でございます。   次に、せっかくの機会でございますので、事業の幾つかについて御報告させていただきます。   初めに、子ども大学ひだかについて申し上げます。4期目を迎えるこの事業は、埼玉女子短期大学、飯能青年会議所とともに企画運営を実施するもので、埼玉女子短期大学のキャンパスを会場として、大学教授や地域の専門家が講師となり、市内の小学4年生から6年生を対象に、ふだんの学校とは一味違った学びの機会を提供するものでございます。今年度は、6月から10月にかけた合わせて5回の体験ゼミとし、「結婚式に参加してみよう」、「今日からみんなカメラマン」、「ヘアースタイリストのヒミツの知識」、「飛行機に乗って世界の空で働こう」などと題して、実際に働くプロの考え方や技術に触れるなど仕事体験を主な内容といたしました。こうした地域の高度な教育力と連携をした子ども大学ひだかは、次代を担う子どもたちの将来の目標探しにつながるものと期待をしているところでございます。   次に、高齢者おでかけ支援事業について申し上げます。この事業は、外出の際の自動車の運転や家族による送迎が難しいなど御自身での移動が困難な75歳以上の高齢者に対して、路線バス運賃またはタクシー運賃のいずれかの一部を補助し、これらの方の買い物や通院などの外出を支援するものでございます。このたび関係する交通事業者との協議が調いましたので、7月1日から試行として開始するものでございます。なお、試行開始後は、平成30年度の本格実施に向け、利用状況の把握を行い、より適切な制度となるよう内容の検証をしてまいります。   次に、合同企業説明会について申し上げます。7月16日の日曜日、生涯学習センターにおいて、日高市商工会との共催により、合同企業説明会を開催いたします。この事業は、市内企業の雇用支援と市民及び市外の方の市内への就業支援として実施するものでございます。今年度は、市内に事業所のある15社が参加を予定しており、各企業ブースにおいて、採用情報や勤務条件、業務内容についての説明をしていただきます。市といたしましては、多くの方に御来場いただけるよう、市ホームページ、広報ひだか等によりPRを行うとともに、ハローワーク、地域連携協定を締結している近隣大学を初めとした県内の大学、高等学校等への情報提供を行い、一つでも多くの雇用、就業の実現を期待するとともに、就業後の市内への定住化にもつなげてまいりたいと考えております。   次に、川ガキ・山ガキ自然塾について申し上げます。7月25日、26日の2日間、川ガキ・山ガキ自然塾といたしまして、市内の小学5年生と6年生が環境学習を目的として、高麗郷古民家に宿泊し、豊かな自然環境を通した学びや遊びを体験します。子どもたちがさまざまな分野の講師の方々にお話をいただきながら、野外での料理、食事や清流高麗川での川遊び、日和田山でのハイキングなど環境について学ぶ中で、他校の子と友情の芽を育てる絶好の機会でもございます。川ガキ・山ガキ自然塾を通じて、日高市に愛着のある子どもたちに成長することを期待しております。   最後に、防災関係について申し上げます。7月5日の水曜日午前10時15分に全国瞬時警報システム(J―ALERT)を活用した全国緊急地震速報訓練が行われます。訓練当日に広報塔から訓練放送が流れます。各家庭などで机の下に隠れるなどの身を守る行動訓練、いわゆるシェイクアウト訓練の実践につきまして、広報ひだか6月号を通じ、市民の皆様にお願いをいたしております。   また、8月27日の日曜日には、昨年度に引き続き、安否確認を中心とした総合防災訓練を実施いたします。安否確認訓練は、各行政区の参加によるもので、震度6弱の地震を想定し、広報塔などの合図により、行政区ごとに各世帯の安否を確認いたします。その後、行政区単位での自主訓練、各公民館での市民参加訓練を実施いたします。議員の皆様へは改めて御案内を申し上げますので、御参加をいただきますようよろしくお願い申し上げます。   梅雨の季節の折、議員の皆様におかれましては、健康に御留意され、ますます御活躍をいただきますよう御祈念申し上げまして、平成29年第2回日高市議会定例会閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。   ありがとうございました。 ○議長森崎成喜議員) これをもって挨拶を終わります。     …………………………………………………………………………………………… △閉議及び閉会の宣告(午前10時59分) ○議長森崎成喜議員) これをもって本日の日程は全部終了いたしましたので、会議を閉じます。   よって、平成29年第2回日高市議会定例会を閉会いたします。   どうも御苦労さまでした。...